ドラマで 韓国語を 学ぶ
ドラマは、韓国語字幕で見て、同じ回を見方を変えて2〜3回使うと、聞き取りと単語の両方の教材になります。日本語字幕で1回見るだけでは、話の内容は分かっても韓国語は残りません。教材になるかどうかは、字幕の言語と、同じ回の見方の変え方と、作品の選び方で決まります。
字幕は 韓国語
理由は2つあります。1つは、母語の字幕は音の学習を妨げ、外国語の字幕は助ける、という実験結果です(Mitterer & McQueen 2009)。もう1つは、音声と文字が同時にあると、音で落とした単語を文字で拾い、文字で読めない単語を音で拾えることです。Refoldはこれを「音声と文字が一致した教材」と呼んでいます。日本語字幕の出番は、話を追うための別の回です。
配信の韓国作品の多くには韓国語の字幕(CC)があります。動画サイトの自動生成の字幕は誤りが多く、聞き取りの教材には向きません。
同じ回を 3回使う
Refoldの「マルチパス」は、同じ素材を見方を変えて何度も使う方法です。ドラマなら次の3回です。
- 止めながら読む。韓国語字幕で、知らない単語が1〜2つの文だけ止めて調べます。3つ以上知らない文は飛ばします。
- 止めずに見る。同じ回を韓国語字幕のまま、一時停止なしで見ます。
- 音声だけで聞く。字幕を消して、家事をしながらでも流します。筋を知っているので、初見より聞き取れる量が多いはずです。
1回目に拾った文は、単語だけでなく文ごと書き留めます。知らない単語が1つだけの文を集めるのがRefoldの「文で覚える」で、カードにしなくても、後で読み返すだけで単語が残ります。覚えている単語が増えるほど止める文が増えるので、単語の足し方はTOPIK Iの単語の覚え方の順です。
作品の 選び方
初級の単語でどれだけ読めるかは、作品で大きく違います。『ユミの細胞たち』シーズン1の字幕14話分を数えた結果があります。初級の単語リストで読める語は35〜50%で、リストにない語が30%でした。台詞の7割が반말で、教科書が最初に教える해요体・합니다体は3割です。Refoldの難度の並びでは、日常ドラマは「レベル別の読みもの」の次です。初級の入口ではなく、段階2の教材にあたります。
r/Koreanのwikiが挙げる並びでは、初級は子ども向けアニメの타요と뽀로로です。中級はバラエティの런닝맨・무한도전と、犬の番組でゆっくり話す세상에 나쁜 개는 없다です。ドラマより先に、話す速さが遅く、画面で内容が分かる番組から入ると、字幕なしに移るのが早くなります。
Refoldの段階2を抜ける目安は「初見のドラマを2話見て、3話目で字幕の語の90〜95%が分かる」です。同じ物差しで月1回測ると、自分の位置が数字で分かります。
見た 時間の 数え方
日本語字幕で見た時間は、韓国語の勉強時間に数えません。韓国語字幕で止めながら見た時間、止めずに見た時間、字幕なしで聞いた時間を分けて記録すると、聞き取りが伸びない原因(字幕なしの時間が0)がすぐ見えます。
読みものは、ドラマの台詞より短く、初級の単語だけで書いています(今日の読みもの)。
参考に した 資料
- Mitterer & McQueen 2009, PLoS ONE。母語の字幕は妨げ、外国語の字幕は助ける。
- Refold: Hybrid Immersion Content・The Multipass Method・Sentence Mining・Re-experiencing Content(2026-09-10取得)。
- Refold: 2C Solidify your Reading(2026-09-10取得)。3話目で90〜95%の目安。
- r/Korean wiki(2026-09-10取得)。級別のメディアの並び。
- 『ユミの細胞たち』の数字はドラマ『ユミの細胞たち』の韓国語の集計と同じ(字幕14話分・43,240の文の区切り)。