-히(〜く・ 〜に)
2026年10月9日
- 文法
- TOPIK I 2級
-히は、하다で終わる形容詞を、多くの場合、「静かに」「暖かく」のような副詞にする語尾です。조용하다(静かだ)は조용히(静かに)になります。形容詞の하다を히に替えるだけで、動詞を修飾する副詞ができます。
使う 場面
動作のようすを言うときに、動詞の前に置きます。
- 아이가 방에서 조용히 자요.(子どもが部屋で静かに寝ています)
- 오늘은 집에서 편안히 쉬세요.(今日は家で楽にお休みください)
안녕히 가세요(去る人に言う「さようなら」)、안녕히 계세요(残る人に言う「さようなら」)のあいさつにも使います。안녕하다(安寧だ)が안녕히になった形です。
作り方
形容詞の하다を取って、히を付けます。語幹の最後の音によって、히のままの語と、이になる語があります。
| 場合 | 元の形容詞 | 副詞の形 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| 하다→히 | 조용하다(静かだ) | 조용히 | 静かに |
| 하다→히 | 정확하다(正確だ) | 정확히 | 正確に |
| 하다→히 | 편안하다(楽だ) | 편안히 | 楽に |
| ㅅ+하다→이 | 깨끗하다(きれいだ) | 깨끗이 | きれいに |
| ㅅ+하다→이 | 따뜻하다(暖かい) | 따뜻이 | 暖かく |
하다の直前の字にパッチムのㅅがあるときは、히ではなく이を付けます(誤った形깨끗히は誤り)。
하다の直前がㄱ・ㅂのときは、つづりは히のままで、発音が激音化します。황급하다(慌てている)は황급히[황그피]、가득하다(いっぱいだ)は가득히[가드키]です。
-히も-이も 付かない 語
하다で終わる形容詞のなかには、-히も-이も付かない語があります。そのような語は、-게を付けて副詞にします。행복하다(幸福だ)は행복하게(幸福に)です。
-게は、形容詞の語幹に付けて副詞を作る別の語尾です。
日本語との 違い
日本語は、「静かだ」のような形容動詞は「静かに」、「暖かい」のような形容詞は「暖かく」と、語ごとに副詞の形が違います。韓国語は、하다で終わる形容詞の多くは、どちらの意味でも히(または이)が付くので、日本語の「に」と「く」の使い分けを気にしなくて済みます。조용히は「静かに」、따뜻이は「暖かく」です。
例文
- 주소를 정확히 알려 주세요.(住所を正確に教えてください)
- 컵에 물을 가득히 부었어요.(コップに水をいっぱいに注ぎました)
- 도서관에서는 조용히 해 주세요.(図書館では静かにしてください)
- 이 일은 확실히 제가 할게요.(この仕事は確かに私がします)
- 선생님, 안녕히 가세요.(先生、さようなら)
練習問題
- 副詞の形にしてください。확실하다 →( )
- 副詞の形にしてください。깨끗하다 →( )
- 韓国語にしてください。「窓を静かに閉めてください」
答え
- 확실히
- 깨끗이
- 창문을 조용히 닫아 주세요.
-히が付いた副詞が出てくる文は読みもの一覧にあります。
参考に した 資料
- 作り方・ㅅの後ろの-이・激音化・-게になる語: NHK まいにちハングル講座 2026年9月号 第112段(p.64)
- -히の意味と例の単語: 国立国語院 한국어기초사전「-히」、「깨끗이」「정확히」「편안히」「확실히」「안녕히」(2026-10-09閲覧)