CEFRとは (ヨーロッパ言語共通参照枠)
2026年10月18日
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- 試験の説明
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語の力をA1からC2までの6つのレベルで表す基準です。TOPIKの1級から6級は、このA1からC2に1つずつ当たります。英検で言えば、TOPIK 1級は英検3級、2級は英検準2級と同じ段階です。級の点数はTOPIKとはにあります。
6つの レベル
CEFRは、欧州評議会が20年以上の研究を経て2001年に発表しました。正式な名前はCommon European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment(外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ共通参照枠)で、複言語主義の考え方のもとで作られました。TOPIKのように、英語以外の言語の試験も級をこの6段階に当てています。下の表の「できること」は、文部科学省の対照表に載っている日本語の記述を短くしたものです。右の列は、国立国際教育院(국립국제교육원)が2023年12月に示した対応で、韓国教育財団のCEFR比較表にあります。
| レベル | できること | TOPIK |
|---|---|---|
| A1 | よく使う日常の表現が分かり、自分や他人を紹介できる。相手がゆっくり話せば簡単なやり取りができる | 1級 |
| A2 | 家族・買い物・仕事など身近な範囲の文や表現が分かり、単純で直接的な情報のやり取りに応じられる | 2級 |
| B1 | 仕事や学校で出会う身近な話題の要点が分かり、その言葉が話される地域で起こりそうな事態に対処できる | 3級 |
| B2 | 抽象的な話題でも複雑な文章の主な内容が分かり、母語話者と緊張せずにやり取りできる | 4級 |
| C1 | 高度な内容の長い文章を理解して含意をつかみ、社会・学問・仕事の目的で言葉を柔軟に使える | 5級 |
| C2 | 聞いたり読んだりしたほぼすべてのものが分かり、自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる | 6級 |
A1・A2は「基礎段階の言語使用者」、B1・B2は「自立した言語使用者」、C1・C2は「熟練した言語使用者」とまとめて呼ばれます。TOPIK Iの1級と2級は、どちらも基礎段階の言語使用者に当たります。
英検の 級で 見た 目安
文部科学省は2018年3月に、日本で受けられる英語の資格・検定試験の級やスコアをCEFRの6段階に置いた対照表を出しています。その表では、英検の各級の合格スコアが、3級はA1、準2級はA2、2級はB1、準1級はB2、1級はC1の段階に置かれています。TOPIKの1級はA1、2級はA2なので、英検で言えば3級と準2級の段階に当たります。
この対応はCEFRを介した目安で、英検とTOPIKを直接比べたものではありません。英検は英語、TOPIKは韓国語の試験で、問われる技能も違います。「英検準2級に受かったから韓国語でもA2」という意味ではなく、「TOPIK 2級は、英語で言えば準2級と同じくらいの段階を測っている」という読み方です。
技能の 3つの 分け方
英語の力を「聞く・読む・話す・書く」の4技能で言うことが多く、文部科学省の学習指導要領解説も、以前の学習指導要領の言語活動をこの4つで説明しています。2017年に告示された中学校学習指導要領の外国語は、CEFRを参考にして「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の5つの領域で英語の目標を立てています。4技能との違いは、「話すこと」を相手とのやり取りと1人での発表に分けた点です。
文部科学省の解説は、CEFRが言語を使う活動を受容(reception)、やり取り(interaction)、産出(production)の3つの領域に分け、まとめてコミュニケーション活動と呼んでいると説明しています。やり取りは、産出と受容が交互に起こる活動です。学習指導要領の5領域は、このやり取りの考え方を取り入れたものです。
TOPIK Iの 級が 目安に なる 理由
TOPIK Iは聞き取り30問と読解40問だけの試験で、話す・書くは問いません。CEFRのA1・A2の記述は、上の表のとおり、自己紹介や情報のやり取りのように話す力も含めて書かれています。そのため、TOPIK 1級=A1、2級=A2という対応は、聞く・読むの力から見た目安です。TOPIK IIで加わる筆記(作文)と、紙の試験とは別のTOPIK말하기評価については、TOPIKとはにあります。ハン検とTOPIKの級をCEFRを介して比べる方法は、ハン検とTOPIKの違いにあります。
参考に した 資料
- 文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(2018年3月)(2026-10-18閲覧)。英検の各級の位置、CEFRの6段階の日本語の記述と3つの段階の名前はここから。
- 文部科学省「中学校学習指導要領解説 外国語編」(2017年7月)(2026-10-18閲覧)。5つの領域(pp.7–8)、CEFRの発表年と3つの領域(p.7の注1)、以前の4技能の言い方(p.5–6)はここから。
- 韓国教育財団「CEFR比較表」(2026-10-18閲覧)。TOPIKの級とCEFRの対応(国立国際教育院、2023年12月28日)。
- 韓国教育財団「試験概要」(2026-10-18閲覧)。TOPIK Iの科目と問数。
TOPIK Iの範囲の単語だけで書いた短い読みものを、A1・A2の段階ごとに読めます(読みもの一覧)。