TOPIKの 難易度と 勉強時間
2026年10月20日
- TOPIKをゼロから
- TOPIK
- 試験の説明
TOPIKの難しさが大きく変わるのは、TOPIK Iの2級からTOPIK IIの3級に上がるところです。試験そのものが変わり、問題が70問から104問に増え、筆記(作文)が加わります。最低点が満点に占める割合は6級がいちばん高く、約77%です。韓国教育財団のページには、公式の勉強時間の目安も合格率も載っていません。
級ごとの 最低点
級は合計点だけで決まります。次の表は、各級の最低点が満点の何%にあたるかを計算したものです。TOPIK IとTOPIK IIは別の試験なので、割合を並べて比べるのは目安にとどめてください。
- 試験
- TOPIK I
- 級
- 1級
- 最低点
- 80点
- 満点
- 200点
- 割合
- 40%
- 試験
- TOPIK I
- 級
- 2級
- 最低点
- 140点
- 満点
- 200点
- 割合
- 70%
- 試験
- TOPIK II
- 級
- 3級
- 最低点
- 120点
- 満点
- 300点
- 割合
- 40%
- 試験
- TOPIK II
- 級
- 4級
- 最低点
- 150点
- 満点
- 300点
- 割合
- 50%
- 試験
- TOPIK II
- 級
- 5級
- 最低点
- 190点
- 満点
- 300点
- 割合
- 63%
- 試験
- TOPIK II
- 級
- 6級
- 最低点
- 230点
- 満点
- 300点
- 割合
- 77%
TOPIK Iの中では、2級の最低点が満点の70%で、1級の40%より大きく上がります。TOPIK IIでは級が上がるたびに割合が増えていき、6級で77%に届きます。級ごとの点数の範囲はTOPIKとはにあります。
科目ごとの 評価基準
聞き取り・読解・筆記で、各級に何が求められるかは韓国教育財団の評価基準に載っています。次の表はそれを短くしたものです。
| 級 | 聞き取り | 読解 | 筆記 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 日常の対話の内容 | 日常の語句や短文 | なし |
| 2級 | 日常会話と簡単な実用文 | 生活文と簡単な案内文 | なし |
| 3級 | 広告や天気予報の大意 | 社会生活の文章の要点 | 説明文・感想文を段落ごとに |
| 4級 | ニュースや討論 | 新聞記事や随筆 | 社会的な話題を段落で構成 |
| 5級 | 講演や専門分野の対話 | 説明文・記事、文学作品の作者の態度 | 論述文 |
| 6級 | 複雑な講演や演説を批判的に | 評論や小説の作者の意図 | 論述文を正確に |
筆記の評価は3級から始まります。1級と2級は聞き取りと読解だけです。
難しくなる 境目
評価基準と試験の形から、境目は3つ読み取れます。
- 2級から3級: TOPIK IからTOPIK IIに変わります。問題は70問から104問、試験時間は100分から110分+70分になり、筆記の作文が加わります。評価基準でも、読み書きする文章が「1〜2段落」になります。
- 3級から4級: 求められる話題が、身近なものから抽象的・社会的なものに広がります。最低点も120点から150点に上がります。
- 4級から5級以降: 専門分野の話題が入り、筆記は論述文になります。最低点の割合も63%、77%と高くなります。
この3つの境目は、公式の評価基準と点数から言えることです。受ける人が体感する難しさは、母語や学習歴で変わります。
勉強時間の 目安
TOPIKには、各級に必要な勉強時間の公式の目安がありません。韓国教育財団の試験概要とCEFR比較表にも、時間の記述はありません。公開されている数字は次の2つです。
- 独学の記録: ブログ「はなる」の筆者は、ほぼゼロから独学で始め、TOPIK 4級まで350時間(約1年3か月)、6級まで859時間(約2年3か月)でした。学習記録アプリの記録にもとづく、1人の例です。
- 大学の語学堂の授業時間: 高麗大学校の韓国語センターの一般課程は、1週5日、1日4時間、1学期10週です。この計算で1学期は200時間になります。ページには、語学堂の1級から6級までの6つの級があることも載っていますが、語学堂の級とTOPIKの級は同じものではなく、1つの級を何学期で終えるかもページには書かれていません。
どちらも、TOPIKの級に必要な時間を示す数字ではありません。日本語話者が韓国語にかける時間を、英語話者向けの基準と比べた記事は韓国語は何時間かかるか、どこから始めるかにあります。
次に 読む記事
- 試験のしくみ、日程、申し込みはTOPIKとはで確かめられます。
- 級とCEFRの対応はCEFRとは(ヨーロッパ言語共通参照枠)にあります。
- ハン検との比較はハン検とTOPIKの違いで読めます。
- TOPIK Iの指示文はTOPIK Iの指示文の種類で見られます。
- TOPIK Iの単語はTOPIK Iの単語の覚え方にまとめてあります。
- TOPIK IIの中身はTOPIK IIのしくみと設問の種類で分かります。
今読める級は韓国語レベルチェックで確かめられます。TOPIK Iの範囲の短い読みものは読みもの一覧にあります。
参考に した 資料
- 韓国教育財団「試験概要」。級の最低点、科目ごとの評価基準、問数と時間。勉強時間と合格率の記述がないことも確認(2026-10-20閲覧)
- 韓国教育財団「CEFR比較表」。各級の評価基準。1〜2段落、2〜3段落などの文章量(2026-10-20閲覧)
- 韓国教育財団「歴史」。受験者数などの統計に、合格率と級別の人数がないことを確認(2026-10-20閲覧)
- 教育部公告第2025-317号「2026年韓国語能力試験施行計画公告」4.라。級の点数の範囲(topik.go.kr掲載PDF、2026-09-21取得、2026-10-20にTOPIKとはの記述と照合)
- はなる「TOPIK 4・6級の勉強時間」。350時間と859時間、学習記録アプリによる記録、公式の目安がないという説明(2026-10-20閲覧)
- 高麗大学校 한국어센터「정규과정」。1週5日・1日4時間・1学期10週、1級から6級(2026-10-20閲覧)