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TOPIKとは

2026年9月21日(更新:2026年10月18日)

TOPIK(Test of Proficiency in Korean、한국어능력시험=韓国語能力試験)は、韓国の教育部(교육부)・国立国際教育院(국립국제교육원)が作っている韓国語の試験です。TOPIK IとTOPIK IIの2つの試験があり、合計点で1級から6級までの級が付きます。日本では公益財団法人韓国教育財団が年3回実施していて、成績は発表日から2年間有効です。以下の級の決まり方、申し込み、成績の使い道は、どの級を受ける人にも共通です。TOPIK Iの設問の種類はTOPIK Iの指示文の種類、TOPIK IIの中身はTOPIK IIのしくみと設問の種類にあります。どの級から難しくなるかと勉強時間については、TOPIKの難易度と勉強時間にあります。

運営団体と会場

問題を作り、級を判定するのは韓国の教育部・国立国際教育院です。日本での申し込みと会場の運営は韓国教育財団が担当し、41都市65か所の会場で毎年約4万9千人が受験しています。2025年の時点で世界99か国で実施され、受験者は約49万3千人です。第1回の試験は1996年5月19日に日本の8都市で行われました。韓国語の試験としては日本が最初の実施地です。

2つの試験と6つの級

試験は2つに分かれています。初級のTOPIK Iを受けると1級か2級、中級・上級のTOPIK IIを受けると3級から6級のどれかが付きます。どちらも合計点だけで級が決まり、科目ごとの足切りはありません。合計点が最低の級に届かなければ、級は付きません。

2つの試験と6つの級(試験・級・合計点・満点)
試験級合計点満点
TOPIK I1級80〜139点200点
TOPIK I2級140〜200点200点
TOPIK II3級120〜149点300点
TOPIK II4級150〜189点300点
TOPIK II5級190〜229点300点
TOPIK II6級230〜300点300点

各級が何を測るかは、国立国際教育院の評価基準で決まっています。韓国教育財団の日本語訳を短くすると次のとおりです。右の列は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)で見た目安です。

2つの試験と6つの級(級・できること・CEFR)
級できることCEFR
1級自己紹介や買い物など、生活に必要な基礎的なやり取り。短く簡単な文が使えるA1
2級個人的で身近な話題を話し、公共の場(郵便局・銀行など)でのやり取りができるA2
3級日常の個人的な話題と身近な社会的な話題を話し、人間関係の維持や意見の交換ができるB1
4級身近でない個人的な話題、抽象的・社会的な話題を扱い、学業・業務・公的な対人関係に対応できるB2
5級身近でない抽象的・社会的な話題と自分の専門分野の話題で、多様なジャンルの言語が使えるC1
6級ほとんどの抽象的・社会的な話題と専門分野の話題で広く表現でき、公式な場面でも伝えられるC2

右の列のA1とA2は、文部科学省の対照表(2018年3月)では英検の3級と準2級にあたる段階です。CEFRの6つのレベルと、この対応の読み方はCEFRとは(ヨーロッパ言語共通参照枠)にあります。

試験の中身

TOPIK Iは聞き取りと読解、TOPIK IIはそれに筆記(作文)が加わります。問題用紙はすべて韓国語で、聞き取りと読解はマークシートです。

試験の中身
TOPIK ITOPIK II
科目聞き取り30問、読解40問聞き取り50問、筆記4問、読解50問
時間100分(休憩なし)110分+70分(間に休憩30分)
満点200点300点

問題の指示文は毎回同じです。TOPIK Iなら15種類しかありません。指示文の読み方はTOPIK Iの指示文の種類、TOPIK IIの科目ごとの配点と設問の種類はTOPIK IIのしくみと設問の種類にまとめています。

日本で受けるには

日本の試験は4月・7月・10月の年3回で、申し込みは試験日の約3か月前に2週間ほど受け付けます。2026年の日程は次のとおりです。

日本で受けるには
回試験日申し込み(日本)成績発表
第105回2026年4月12日(日)1月9日〜1月23日15時5月29日15時
第107回2026年7月5日(日)4月13日〜4月27日17時8月13日15時
第108回2026年10月18日(日)7月6日〜7月21日17時12月10日15時

受験料はTOPIK Iが5,000円、TOPIK IIが7,700円です。申し込みは韓国教育財団のサイトで利用者登録をしてから受験申請をし、パスポート用の規格(縦4.5cm×横3.5cm)の証明写真をアップロードして、クレジットカードかコンビニで支払います。当日は顔写真付きの身分証(運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・在留カードなど)が要ります。

試験当日は、TOPIK Iが10時開始・11時40分終了の予定、TOPIK IIが13時開始で1時間目が14時50分まで、2時間目が15時20分から16時30分までの予定です。TOPIK Iは9時30分、TOPIK IIは12時30分までに入室します。

成績の使い道と有効期限

成績は発表日にサイトで公開され、成績証明書もサイトで発行します(郵送やメールでは送られません)。成績は発表日から2年間有効です。韓国の大学・大学院への入学、永住権や結婚移民ビザの申請、韓国企業の採用基準、韓国語教員資格試験(2〜3級)の受験資格などに使われます。

紙の試験のほかにあるもの

韓国では紙の試験(PBT)のほかに、パソコンで受けるIBTと、話す力を測るTOPIK말하기評価が2026年も実施されます。IBTと말하기は級の点数の範囲が紙の試験と違います(IBTのTOPIK Iは400点満点、말하기は200点満点)。韓国教育財団の案内にあるのは年3回の紙の試験だけです(2026-09-21時点)。

このシリーズの読み方

このシリーズは上から順に読むと、TOPIK Iを受けるまでに要ることが一通り分かります。次はCEFRとは(ヨーロッパ言語共通参照枠)、ハン検とTOPIKの違い、その後にTOPIK Iの指示文の種類、TOPIK Iの単語の覚え方、TOPIK IIのしくみと設問の種類と続きます。TOPIK Iの範囲の単語だけで書いた短い読みものと1問を、毎日1つ無料で出しています(毎日の1問)。

参考にした資料

  1. CEFRとは(ヨーロッパ言語共通参照枠)CEFRの6つのレベルの意味と、TOPIKの各級に当たる英検の級が分かります。
  2. TOPIK II読解の設問の種類(읽기)TOPIK II読解の出題パターンが分かり、時間配分を決められます。
  3. 答案用紙の書き方(원고지)TOPIK II筆記の字数条件と原稿用紙の書き方が分かり、文末を-다体でそろえられます。
  4. TOPIK Iの指示文の種類TOPIK Iの指示文15種類の意味が分かり、本文が読めない問題でも何を選ぶかをつかめます。