入力方式 (두벌식)
2026年9月27日
- 文字と発音
- 入力
韓国語のキーボード入力は、두벌식(2セット式)と呼ばれる配列が標準です。1982年に制定されたKS X 5002規格で、韓国国内だけでなく海外でハングルを入力するときの事実上の国際標準にもなっています。
두벌식の キー配置
두벌식は、左手に子音、右手に母音を割り当てたキーボードで、子音→母音、パッチムがあれば続けて子音の順にキーを押して1つのハングルの文字を作ります。
| 手 | 割り当て |
|---|---|
| 左手 | 子音(ㄱㄴㄷなど) |
| 右手 | 母音(ㅏㅓㅗなど) |
濃音(ㄲㄸㅃㅆㅉ)は、対応する平音のキーをShiftキーと同時に押して入力します。ㄳのような二重パッチムは、ㄱとㅅの2つのキーを続けて押します。
ほかの 配列との 違い
세벌식(공병우式など)は、初声・中声・終声にそれぞれ別のキーを割り当てる配列で、速記士や速く打つことを重視する一部の利用者が使っています。1949年に공병우が作ったタイプライターに始まり、1951年から軍の事務でも使われましたが、国家標準にはならず、現在も두벌식のほうが広く使われています。
各OSでの 切り 替え
iPhone・iPadは、設定アプリの「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」から「韓国語」を追加すると、두벌식配列のキーボードが使えるようになります。
Macは、「システム設定」(以前の名称は「システム環境設定」)の「キーボード」→「入力ソース」で「+」ボタンから「韓国語」を追加すると、두벌식の入力ソースが使えるようになります。切り替えはメニューバーの入力ソースメニューから行います。
Windowsは、「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」で韓国語を優先する言語として追加すると、韓国語のIMEが使えるようになります。既定のキー配列は두벌식です。
日本語との 違い
日本語のキーボード入力は、ローマ字を打って仮名に変換するローマ字入力か、仮名を直接打つ仮名配列が基本で、どちらも打った文字が音そのものではなく変換や配列を経由します。두벌식は、子音と母音のキーがそのままハングルの字母に対応していて、変換の手順を挟みません。左手に子音、右手に母音という役割分担も、日本語の入力方式にはない考え方です。
練習問題
正しいものを選んでください。
- 두벌식で、子音は左手・右手のどちらに割り当てられていますか。
- 濃音(ㄲㄸㅃㅆㅉ)は、どのキーと同時に押して入力しますか。
- 세벌식は、두벌식と違って初声・中声・終声をどう扱いますか。
答え
- 左手です
- Shiftキーです
- それぞれに別のキーを割り当てます
読みものの練習は読みもの一覧にあります。
参考に した 資料
- 두벌식 자판 — 위키백과「이 자판은 왼손에는 자음, 오른손에는 모음을 배치하여 자음-모음 또는 자음-모음-자음 순서대로 한글 한 글자를 입력한다」を確認。KS X 5002(1982年)と、海外での事実上の国際標準という記述も確認(CC BY-SA、2026-09-27閲覧)
- 세벌식 자판 — 위키백과「세벌식 자판은 한글 낱자를 세 벌... 나누고... 한글 자판이다」を確認。1949年の공병우式タイプライターと速記士による利用も確認(CC BY-SA、2026-09-27閲覧)