文末の イントネーション (억양)
2026年9月27日(更新:2026年10月1日)
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韓国語では、平叙文は文末が下がり、はい・いいえ疑問文は文末が上がります。疑問詞疑問文は文末が下がるのが基本ですが、会話では柔らかく尋ねるために文末を上げることもよくあります。同じ並びの単語でも、疑問詞の読み方の強さと文末の調子で、平叙文・疑問詞疑問文・はい・いいえ疑問文の3通りに変わります。
同じ 文が 3通りに なる 例
민아가 누구를 만났어という同じ並びの文でも、調子の違いで意味が変わります。
| 調子 | 文 | 意味 |
|---|---|---|
| 下降調で누구를を強く | 민아가 누구를 만났어? | ミナは誰に会ったの?(疑問詞疑問文) |
| 上昇調 | 민아가 누구를 만났어? | ミナは誰かに会ったの?(はい・いいえ疑問文) |
| 下降調 | 민아가 누구를 만났어. | ミナは誰かに会った。(平叙文) |
疑問詞疑問文とはい・いいえ疑問文はどちらも文末に疑問符が付きますが、疑問詞(누구)を強く発音して文末を下げるか、疑問詞を強めずに文末を上げるかで別の文になります。
-아요/-어요でも 同じ 調子
丁寧な-아/어요(打ち解けた丁寧形)の文でも、同じ上げ下げが働きます。
| 調子 | 文 | 意味 |
|---|---|---|
| 下降調で뭐を強く | 뭐 봤어요? | 何を見ましたか(疑問詞疑問文) |
| 上昇調 | 뭐 봤어요? | 何か見ましたか(はい・いいえ疑問文) |
| 下降調 | 뭐 봤어요. | 何か見ました(平叙文) |
日本語との 違い
日本語は「食べた?」のように文末を上げれば、疑問詞があってもなくてもたいてい疑問文になり、この感覚は韓国語のはい・いいえ疑問文にそのまま使えます。ところが日本語の疑問詞疑問文(「何食べた?」)は、文末を上げても下げても疑問文として通じます。韓国語では、疑問詞を強く発音せずに文末を上げると意味が変わり、「誰かに会った?」のようなはい・いいえ疑問文になります。文末の上げ下げだけでなく、疑問詞が強く発音されているかどうかを意識して聞く必要があります。
練習問題
- 「뭐 했어요?」を、뭐を強めて文末を下げて読むと、どんな文になりますか。
- 「봤어요?」を文末を上げて読むと、どんな文になりますか。
- 平叙文の文末の調子は、上昇調と下降調のどちらですか。
答え
- 何をしましたか(疑問詞疑問文)
- 見ましたか(はい・いいえ疑問文)
- 下降調
読みものの練習は読みもの一覧にあります。
参考に した 資料
- Jiwon Yun, "Wh-intonation in Korean," *Japanese/Korean Linguistics 30* (CSLI Publications, 2023), pp. 45–46「statements and wh-questions have falling terminal intonation, while yes/no-questions have rising terminal intonation in Korean」で調子の区別を確認し、민아가 누구를 만났어の例文を引用(2026-09-27閲覧)
- 国立国語院『한국어 표준 교육과정』(2017)「초분절음 억양: 평서문과 의문문, 명령문, 청유문의 어말 어조를 구별한다」で、文末の調子を区別する到達目標を確認(2026-09-27閲覧)
- 해요体の作り方: -아/어요(打ち解けた丁寧形)