話し言葉の 縮約 (준말)
2026年9月27日
話し言葉の韓国語では、뭐・뭘・근데のように、元になる単語がもっと短い形に変わってそのまま定着した縮約形(준말)がよく出てきます。辞書にはこの縮約形の一部が独立した見出し語として載っていて、聞き取りではその音を元の単語に戻して理解します。
辞書に 載っている 縮約形
뭐・뭘・근데は、辞書にそれぞれ独立した見出し語として載っていて、どれも元の単語の준말(縮約形)だと説明されています。
| 元の形 | 縮約形 | 日本語 |
|---|---|---|
| 무어 | 뭐 | 何 |
| 무엇을 | 뭘 | 何を |
| 그런데 | 근데 | ところで・でも |
근데は主に話し言葉やカジュアルな書き言葉(チャット・ブログなど)で使われ、改まった文章では元の그런데を使います。
助詞と 結び 付いて 起きる 縮約
저는・나는のような体言+는/은や、이것을・그것은のような指示語+助詞も、話し言葉では音が縮まります。ただし、こちらは辞書を調べても뭐・뭘・근데のような独立した見出し語ではなく、体言と助詞が続くたびに同じ音の変化が起きる規則的な現象です。
| 元の形 | 縮約形 | 日本語 |
|---|---|---|
| 저는 | 전 | 私は |
| 나는 | 난 | 私は(くだけた) |
| 이것을 | 이걸 | これを |
| 그것은 | 그건 | それは |
있잖아(「ね」「あのさ」に近いつなぎ言葉)も会話によく出てきますが、辞書には独立した項目がなく、있다の語幹に-잖아が付いた形として載っています。文の内容とは関係のない前置きとして聞き流して構いません。
日本語との 違い
日本語の「じゃない→じゃん」「ている→てる」も話し言葉での縮約ですが、これらは辞書の見出し語ではなく、くだけた言い方の目印です。韓国語の뭐・뭘・근데は逆に、縮約形でありながら辞書に独立した見出し語として載っています。ただし見出し語になっているからといって使える場面が同じとは限りません。뭐・뭘はどんな文体でも使えるのに対して、근데はカジュアルな場面向けの単語で、改まった文章では元の그런데を使います。見出し語かどうかと、使える場面の広さは別に確認する必要があります。
練習問題
- 무엇을が縮まった形は何ですか。
- 저는を縮めた言い方は何ですか。
- 근데は改まった文章でも使えますか、それともカジュアルな場面だけで使いますか。
答え
- 뭘
- 전
- カジュアルな場面だけです(改まった文章では그런데を使います)
読みものの練習は読みもの一覧にあります。
参考に した 資料
- 国立国語院 표준국어대사전「뭘」「'무엇을'이 줄어든 말」として무엇을→뭘の縮約を確認(2026-10-13閲覧)
- 国立国語院 표준국어대사전「근데」「'그런데'의 준말」として근데=그런데の준말であることを確認(2026-10-13閲覧)
- 国立国語院 표준국어대사전「뭐」「'무어'의 준말」として뭐=무어の준말であることを確認(2026-10-13閲覧)
- 文体の種類: 文体(해요体・합니다体・반말)